若杉茜 20年9月27日放送



旅立ちに贈る言葉  樋口一葉

極みなき大海原へ出でにけり やらばや小舟波のまにまに

明治時代の作家、樋口一葉の歌である。
文壇での活躍を始めたころ、
広い世界への旅立ちに際し、決意や不安に揺れる、
葉っぱの小舟のような自分の心境を詠んだものだ。

予想もつかない波が、
次から次へとやってくる今日。

不安に揺れながらも漕ぎだすことをやめない。
そんな繊細な強さを持って明日を迎えられますように。

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