Vision

松岡康 18年12月9日放送

181208-08
火星の雪

火星にも雪が降るといわれている。

地球から6,700㎞離れている火星は、
平均気温が-43℃と極寒。

地球のように雨が降ることはなく、海や川もない。

ただ、雪は降るのだという。

雪は凍った水と二酸化炭素の化合物。

火星で雪が降るのは南極だけで、
さらに、ある一定の期間だけだという。
それはまるで、地球の冬の様に。

いつか、人類が火星に降る雪を見られる時代が来るかもしれない。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-01 中岑 范姜
トイレの神様~

外国人からすると、
日本人のトイレへの思い入れは
驚きでしかないらしい。

中国のある新聞は、
日本人のトイレへのこだわりはもはや「文化」であり、
日本においてトイレは「神格化」されている、と報じた。
そういえば、「トイレの神様」なんて歌もあった。

忙しい日常のなかで、
完全にひとりになれるのがトイレ。
神様に少し近づける場所、なのかもしれない。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-02
本屋でトイレ~

本屋に入ると、
妙にトイレに行きたくなる。
そんな経験はないだろうか。

ある調査によれば、
約5割の人が経験しているらしい。

実はこの現象、名前がついている。
その名も、「青木まりこ現象」。
かつて、この事実を雑誌に投書した女性の名前だそうだ。
「マリコ・アオキ・フェノメノン」として、
海外でも報じられた。

あ、トイレに行きたくなったら、ゴメンナサイ。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-03 Staff Sgt. Alexander Cedillo
トイレをすべての人に~

トイレがある生活はあたりまえ。
しかし、ユニセフによれば、
いまでも地球上の3人に1人は、
トイレがない生活を送っている。

そんな状況を変えるかもしれない発明がある。
簡易トイレ「SaTo」(サトー)。
Safe Toiletの頭文字を取ったこのトイレは、
簡単に設置できて、わずかな水で清潔に保てて、
そしてなにより、安い。
5ドル以下で購入できるそうだ。

トイレメーカーの技術者は語る。

 人間は、みんなトイレを持つ権利がある

今日も世界のどこかで、
トイレに情熱を注ぐ人がいる。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-04
ミスター・トイレ~

世界遺産の街、韓国・水原(スウォン)に、
世界初の「トイレ博物館」がある。

シム・ジェドク 元スウォン市長の自宅を改築した建物で、
なんと洋式便器の形をしている。
シムさんは韓国トイレ協会と世界トイレ協会を設立。
2009年に亡くなるまで、世界中の公衆トイレの整備に力を尽くし、
「ミスタートイレ」と呼ばれた。

彼は、なぜそこまでトイレに入れ込んだのか?
生前、こう語っている。

 いまも26億人がトイレなしに生活し 
 年間200万人が汚れた水が原因の病で亡くなる。
 トイレは人類の命を守る聖なる場なのだ


世界トイレ協会は彼の遺志を受け継ぎ、
いまも恵まれない地域にトイレを建設している。


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四宮拓真 18年12月8日放送

181208-05
世界一有名なトイレ~

歴史を変えたトイレがある。
1917年、アーティストのマルセル・デュシャンが発表した「泉」は
男性用の便器にサインを書いただけという、
前代未聞の作品だった。

これは芸術なのか、悪ふざけなのか。
そもそも、芸術とは何か。
「泉」は大きな論争を呼び、
現代アートの歴史を変えたと言われる。

・・・実はこのトイレ、現在来日している。
東京・国立美術館で明日まで開催中の展覧会に
レプリカが出品されているのだ。
明日は日曜日、世界一有名なトイレと向き合ってみるのはいかが?



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大友美有紀 18年12月2日放送

181202-01 NASA’s Marshall Space Flight Center
「アルゼンチン」外交関係樹立120周年

アルゼンチンといえば、タンゴ、サッカー、ワイン。
私たちのイメージは、そんなところ。
けれども1989年には、日本とアルゼンチンの
修好通商航海条約が交わされた。今年で120周年。

アルゼンチンのARGENTINAは、
ラテン語のARGENTUM(アルゲントゥム)、
銀からきた名だといわれている。
16世紀、大航海時代、ペルーやボリビアで
大量の黄金が発見され、多くの征服者や探検家が
南米大陸を目指してやって来た。
アルゼンチンにも大量の銀があると思われていた。

地球のほぼ真裏にある国。
その歴史を含め、私たちはあまりにも
アルゼンチンの事を知らない。


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大友美有紀 18年12月2日放送

181202-02
「アルゼンチン」4つの地域

南米の国、アルゼンチン。
日本との外交関係が樹立して今年で120周年。
南北に長く、くさびの形をした国。
西部のアンデス地方、
北部の森林地帯、
南部の半砂漠地帯パタゴニア、
中央部の大平原地帯パンパの
4つの地域に分かれている。

中央は肥沃な草原で、気候も温和な大農牧地帯。
北部の森林地帯でも農牧、林業が盛んだが、
南部のパタゴニアは、常に強い風が吹く不毛の地。

日本の7倍以上もある大地。
そこに住む人は、自分の国のイメージを
どのようにとらえているのだろう。

そして、首都はブエノスアイレス。
南米のパリとも呼ばれる美しい都市。
ますます謎めく、魅力ある国だ。


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大友美有紀 18年12月2日放送

181202-03 DanielHP
「アルゼンチン」イグアスの滝

日本とアルゼンチンの修好通商航海条約が結ばれて、
今年で120年。私たちがアルゼンチンについて
知っていることは、そう多くない。
たとえば、イグアスの滝。
北米のナイアガラの滝、
アフリカ大陸のヴィクトリアの滝に並ぶ、
世界三大瀑布と言われている。
アルゼンチンとブラジルの国境にあることは
知っていただろうか。

先住民の言葉で、「大いなる水」という意味の
イグアス。最大落差80メートル、滝幅は約4キロ。
ナイアガラは最大落差58メートル、
合計の滝幅が約1キロ。
アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトの夫人が
イグアスの滝を見て「かわいそうなナイアガラ」と
つぶやいたとも言われている。

悪魔ののど笛と呼ばれる滝のスポットがある。
歩いて、ボートで、滝のそばまで行くことができる。
上から見たり、下から見たり、滝を堪能できる。
そんな滝がある国。それもアルゼンチンだ。


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大友美有紀 18年12月2日放送

181202-004 Luis-Argerich
「アルゼンチン」ブエノスアイレス

日本とアルゼンチンは外交関係が樹立して、
今年で120周年。首都はブエノスアイレス。
南米のパリ、とも呼ばれる美しい都市だ。
「ブエン アイレ」はスペイン語で、
「澄み切った空気」を意味する。
ブエノスアイレスは、その複数形。

市の南部には、カラフルな建物が並ぶ街、
カミニートがある。かつての港町で、
イタリア系移民がつくった街。
それぞれの家を異なる色で塗装する
というのがイタリア移民の伝統だったという。
生活が苦しかった人々は業者の残りの塗料で
家をさまざまに塗り、今のカミニートが出来上がった。

アルゼンチンの澄み切った空気の中で
美しい町並みを歩きながら、
この国の歴史に思いを馳せてみたい。


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