大友美有紀 19年6月2日放送

663highland
路地の話  迷路のまち

今日は、6月2日。6と2で路地の日。

瀬戸内海、小豆島。
二十四の瞳やオリーブで有名な島に、
昔から「迷路のまち」として
知られる場所がある。土庄本町。
海賊や海風から島民を守るために、
あえて路地を複雑に作った
と言われている。

三叉路が多く、細い路地は緩くカーブしている。
ここだと思った角を曲がっても
なんども同じ場所に出てしまう。
スマートフォンの地図を見ても迷う。
まるで妖怪に騙されているかのよう。
このまちには妖怪美術館もある。

路地を入ったら、二度と元には戻れない。
そんなスリルを味わうのもいい。


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大友美有紀 19年6月2日放送

きんちゃん
路地の話  三國湊

今日は、6月2日。6と2で路地の日。

福井の三國湊は、北前船の寄港地として栄えた場所。
江戸時代の風情を感じる町並みが残っている。
格子戸のある町家、廻船問屋の屋敷、土蔵、商家。
花街の面影を残す料理茶屋もある。
それでいて、町家を眺めながら歩いていると、
不意に高見順の生家の前に出たりする。
三好達治が通った元料亭に出くわしたりもする。

そして、湊町の通りを離れて、路地を抜けると、
現代的な住宅やタイル張りのビルが現れる。
どこにでもある、地方の町並みになる。
今が何時代なのか、軽く混乱してしまう。

観光地としては、そう有名ではない三国湊。
タイムスリップできる路地のある町だ。


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大友美有紀 19年6月2日放送

Asturio Cantabrio
路地の話  裏界線

今日は、今日は、6月2日。6と2で路地の日。

「裏界線(りかいせん)」という路地がある。
裏の界隈の線と書く。
おそらく世界でも長野県飯田市だけにある路地だ。

昭和22年「飯田の大火」と呼ばれる大火災で市街地は焼失した。
その復興の時、各家が裏口に面する土地を提供しあって、
境界線となる場所に路地を作ったのだ。

防災とインフラのための通路として作られた路地。
けれども散策してみると表通りとはまた違う「飯田」
を感じる路地にもなっている。


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大友美有紀 19年6月2日放送

Jon Baldock nz
路地の話  繁華街の路地

今日は、6月2日。路地の日。

東京の路地には、いろいろな顔がある。
下町の路地には人情が、
山手の路地には無口なシェフのレストランが、
繁華街の路地にはドラマがある、気がする。

路地は隠れ家。
路地は冒険。
路地は異世界への入り口。

目的地に最短距離で行くのもいいけれど、
路地にちょっと入り込んで、
見たいことのない景色に出会いたい。


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佐藤延夫 19年6月1日放送


気象記念日 雨の話

今日から6月。梅雨の季節です。
一口に梅雨と言っても、
さまざまな名前があることをご存知でしょうか。

まずは梅雨に入る雨、入梅(にゅうばい)。
梅の実が熟すころの雨です。
そして栗の花が落ちると書いて、栗花落(ついり)。

そのほかにも、男梅雨(おとこづゆ)、女梅雨(おんなづゆ)。
戻り梅雨、送り梅雨、枯れ梅雨(かれつゆ)なんて言葉もあります。

だんだん恋しくなってくるのが、
初夏のやわらかな南風、凱風(がいふう)。

今日6月1日は、気象記念日。
今年の梅雨は、雨を楽しんでみませんか。


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佐藤延夫 19年6月1日放送


気象記念日 雲の話

気象学的に、雲は形や高度に基づき
10種類に分類されるそうだ。

下層雲は、地上から2000mまで。
ただし積乱雲のような巨大なものは
上層まで広がっていることもある。

中層雲は、2000mから7000m。
灰色の乱層雲、ひつじ雲は、
このカテゴリーに入る。

7000m以上の上層雲は、うろこ雲、すじ雲など
薄くて上品そうな雲が多い。

今日6月1日は、気象記念日。
たまには空を見上げてみませんか。


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佐藤延夫 19年6月1日放送


気象記念日 風の話

日本には、さまざまな風の名前がある。
その地域だけ吹く風。
特定の季節にしか吹かない風。
そんな風を日本中から集めると、
2000種類に及ぶという説もある。

今の季節で言えば、
青葉のころに吹く強い南風、青嵐。

梅雨のあたりに吹く湿った南風、流し。
そして白南風。

だんだん恋しくなってくるのが、
初夏のやわらかな南風、凱風。

今日6月1日は、気象記念日。
窓を開けて、風を感じてみませんか。


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佐藤延夫 19年6月1日放送


気象記念日 天気予報の話

科学的な天気予報の始まりは、
17世紀に遡る。
水銀温度計の実用化、
ガリレオの弟子トリチェリにより気圧が発見され、
パスカルがそれを証明してみせた。
19世紀の初めには、
ドイツの気象学者ブランデスが
世界で初めて天気図を発表した。
それは等圧線と風向きだけが書かれた
シンプルなものだった。
その後、クリミア戦争に参加した
英仏の艦隊が嵐で被害に遭い、
ナポレオン3世はフランス各地に測候所を建てたという。

そして日本でも、1884年の今日6月1日、
最初の天気予報が発表された。

 全国一般 風ノ向キハ定リナシ
 天気ハ変リ易シ 但シ雨天勝チ


漠然とした予報でも、それは大きな一歩だった。
今日は、気象記念日。


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佐藤延夫 19年6月1日放送

mrlins
気象記念日 虹の話

虹は、
空中に浮かぶ雨粒に太陽の光が当たり、
水滴の内部で屈折と反射をすることにより生じる。

虹がふたつ現れた場合、
明るい内側のものを主虹(しゅにじ)、
少しぼやけた虹を副虹(ふくにじ)という。
主虹と副虹では、色の配列が逆になっている。

主虹の内側に縞模様が重なったものを、過剰虹(かじょうにじ)。
太陽よりも天頂に、虹のような光の帯が現れる現象は、環天頂アーク(かんてんちょうあーく)。

もしかしたら梅雨の晴れ間に、鮮やかな虹が見えるかもしれない。
今日6月1日は、気象記念日。


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石橋涼子 19年5月26日放送


Beautiful Harmony 仕事と植物

平成が終わる頃には、だいぶ浸透した
ワーク・ライフ・バランス。
とはいえ、生きている以上は、
それなりのワークタイムが必要なわけで。

海外のとある調査では、労働環境の過半数は
自然の光や緑のない人工的な環境だという。
一方、オフィスに植物など自然物があると
生産性と幸福度が上昇するという調査報告もある。

難しいことはさておき、
自然に触れて「ホッとした」経験は
多くの人にあるものではないだろうか。

デスクに小さな観葉植物を置くだけでも、
ストレス軽減には十分だという。

令和は英語でBeautiful Harmony。
一人ひとりの心身の美しい調和が、
きっと、新しい時代の調和をつくる。


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