蛭田瑞穂 20年3月8日放送

Andy Newcombe
彼女に感謝 ヒルドゥル・グーナドッティル

先月ロサンゼルスで行われたアカデミー賞の授賞式。

作曲賞を受賞したのは『ジョーカー』の音楽を手がけた、
アイスランドの女性作曲家ヒルドゥル・グーナドッティル。
女性としての受賞は史上初めてだった。

受賞のスピーチを彼女はこう結んだ。

 女の子たち、女性たち、お母さんたち、娘たち。
 体の中に湧き上がる音楽を聴くみなさん。
 どうぞ声を出してください。
 あなたたちの内なる声を私たちは聴く必要があるのです。


今日は国際女性デー。


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佐藤日登美 20年3月8日放送

rbanks
彼女に感謝 ローザ・パークス

1950年代のアメリカ南部では、
黒人を不当に扱う人種分離法が平然と施行されていた。
バスの座席は人種によって分けられ、
黒人は白人のために席を譲ることを強制された。
だが、黒人の活動家ローザ・パークスはこれを拒否。
彼女は法令違反で逮捕されたが、
ローザの行動に勇気づけられた仲間たちがバスボイコットを起こし、
やがて公民権運動へと発展していく。

彼女は言う。

 変化とは、恐れずに最初の一歩を踏み出すこと。

今日は国際女性デー。



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佐藤日登美 20年3月8日放送

Recuerdos de Pandora
彼女に感謝 キャサリン・スウィッツアー

1960年代、女性はマラソンを完走できないと言われていた。
大会に参加できるのは男性のみ。
そんな偏見を覆そうと行動に出た女性がいた。
大学のクロスカントリークラブで
長距離走のトレーニングを積んでいたキャサリン・スウィッツアー。
性別を悟られないように名前を「K.V.スウィッツアー」と登録し、
ボストンマラソンに出場したのだ。
走行中、女性だと気づいた主催者がゼッケンを取ろうと妨害するが、彼女は走りきった。

この出来事をきっかけに、女性のマラソンへの参加が認められるようになる。

今日は国際女性デー。


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森由里佳 20年3月8日放送

World Economic Forum (www.weforum.org)
彼女に感謝 緒方貞子

去年の秋、ひとりの女性が亡くなった。
日本人で初めて国連難民高等弁務官を務めた、緒方貞子さんだ。
彼女は言った。

日本のあらゆる若い世代に、
『何でもみてやろう』『何でもしてやろう』という姿勢を、
意識的に持ってもらいたいと思います。

多くの難民のみならず、
多くの日本人女性に勇気を与えてくれた緒方さん。
姿勢をただして、1歩ずつ進んでいきたいところです。

今日は国際女性デー。


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森由里佳 20年3月8日放送

The Official CTBTO Photostream
彼女に感謝 中満泉

国連事務次長を務める中満泉さん。
2018年、フォーチュン誌の
「世界の最も偉大なリーダー50人」に選ばれたほどの彼女は、
一体どうやって巨大な課題に挑んでいるのだろうか。

課題はたくさんあるので、自分が興味ある事を追求していけばいい。
安全保障、人権、女性、気候変動など。
そういう人たちが増えていくと、全体的に色々な課題が考えられると思います。

そうだ。課題は、気候変動や外交問題だけじゃない。
私たちにできることは、興味の数だけある。
なんだか背中を押していただきました。

今日は国際女性デー。


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星合摩美 20年3月8日放送


彼女に感謝 リリアン・キルブレス

今日は、国際女性デー。
ヨーロッパでは女性に感謝を込めて、花束を贈る。

リリアン・キルブレス博士も、花束を贈りたい女性の1人だ。
人間工学の観点から、家事労働の効率化を研究。
自らも12人の子を持つ働く母として、効率化を実践。

キッチンで動きやすい、コンロやシンクのレイアウト、
冷蔵庫内の棚、ペダル付きのゴミ箱など、数々の発明をした。

私たちの暮らしに、ゆとりをもたらした博士は、
「生活技術の天才」と呼ばれている。


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星合摩美 20年3月8日放送


彼女に感謝 グレース・ホッパー

今日は、国際女性デー。
ヨーロッパでは女性に感謝を込めて、花束を贈る。

グレース・ホッパー博士も、花束を贈りたい女性の1人だ。
全ての人が、コンピューターを使えるようにと、
1959年、世界初の共通プログラミング言語「COBOL(コボル)」を開発。
60年以上たった今も、金融機関などを中心に使用されている。

博士は、こんな言葉を残している。

 いいアイデアなら、とにかくやってしまいなさい。
 許可をもらうより謝る方が、ずっと簡単よ。



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長谷川智子 20年3月7日放送


ゲーテと外国語

受験シーズンも終盤。
多くの学生が苦しむ英語。
自動翻訳もあるのに、なぜ勉強しなくちゃいけないの?

そんな疑問に答える、ドイツの文豪ゲーテのことばがある。

「外国語を知らない人は
 自国語についても無知である」


教育熱心な家庭で、
幼くして、英語、フランス語、イタリア語など6各国語を習得していたゲーテ。

彼はまた、「他人を知ることで自分を知る」とも言っている。

外国語を学ぶことは、自分を知るための旅、なのかも。


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長谷川智子 20年3月7日放送


大山夫妻の外国語

英語が上達したいなら、勉強するより、恋人を作れ、
などという人もいる。
逆に、英語のおかげで、実った恋もある。

薩摩出身の大山巌伯爵は、
親子ほど年が違う、山川捨松に一目ぼれ。

時は明治15年。
日本語に “共通語”は未だ確立せず、東京は方言が飛び交っていた。
大山の薩摩ことばは、会津出身の捨松にはちんぷんかんぷん。

そこで大山は、英語で愛を伝える。
捨松は、アメリカ留学から帰国したばかりであった。
ほどなく、ふたりは結婚する。


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長谷川智子 20年3月7日放送


日本最初の英語教師

英語の発音が苦手。
なのは、現代人だけではないようだ。

現在のカナダ出身の青年、ラナルド・マクドナルドは、
1848年、鎖国中の日本に上陸する。

捉えられた座敷牢へ、
幕府から英語の習得を命じられた14人の武士がやってくる。

牢の格子越しの英語塾。
「大変のみこみが早く、教えるのは楽しみだった」
と、書き残している。

しかし、
「彼らはLの文字を発音できない。
 LをRと発音する」


200年近くたっても、苦手なことは変わらないなんて。


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