佐藤延夫 12年4月1日放送



4月1日の言葉/マーク・トウェイン

音の速さは、およそ秒速340m。

でも、私たちの発する言葉は、
ときにそのスピードを追い抜くようだ。

それがたとえば、興味深いうわさ話だった場合。

アメリカの作家、マーク・トウェインは、
こんな言葉を残している。

  真実が靴を履こうとしているとき、
  嘘は既に世界の半分に広まっている。

今日はエイプリルフール。
どうか平和な嘘をついてください。



4月1日の言葉/フリードリヒ・ニーチェ

もしも人間を、
正直者と嘘つきの2種類に分けるとするならば、
どちらのほうが、心豊かに楽しい人生を送れるだろうか。

ドイツの哲学者ニーチェは、
こんな言葉を残している。

  日常生活で、人々がおおむね正直なことを言うのはなぜか。
  それは第一に、嘘をつかないほうが気楽だからである。

今日はエイプリルフール。
どうか優しい嘘をついてください。



4月1日の言葉/オスカー・ワイルド

たとえば、
朝から曇り空で、
雨が降るわけでもなく
昼にはいつものランチを普通に食べ、
仕事でトラブルも起きず、
いつも通りに家路に就く。

そんな平凡な一日を過ごしたとして、
あなたは愛する人に、
今日という日をどのように報告するだろう。

何もなかったよ、と正直に言うか。
架空の出来事を語り始めるか。

詩人、オスカー・ワイルドは
こんな言葉を残している。

  嘘つきの目標は、単に喜ばすことであり、
  悦びを与えることである。

今日はエイプリルフール。
どうか幸せな嘘をついてください。



4月1日の言葉/ジャン=ジャック・ルソー

一度、嘘で痛い目に遭った人なら、
すぐにわかるだろう。

何気ない気持ちで発した小さな一言が、
知らない場所で一人歩きし、
ごてごてした尾ひれまで付けて、
その結果、どうなることか。

哲学者ルソーは、
こんな言葉を残している。

  嘘は雪玉のようなもので、
  長い間転がせば転がすほど大きくなる。

今日はエイプリルフール。
どうか幸せな嘘をついてください。



4月1日の言葉/ドストエフスキー

人は何かを守ろうと思う。
自分の立場や
思い描いた将来のために、
平気な顔で嘘をつき
あらぬ噂を流したりする。

その結果、誰かを傷つけたとしても、
気づかないふりをしてやり過ごし、
大切な何かを守り続ける。
自分の心を偽ってまで。
でもそれが、人間なのかもしれない。

ロシアの作家、ドストエフスキーは、
こんな言葉を残している。

  人生において何よりも難しいことは、嘘をつかずに生きることだ。
  そして、自分自身の嘘を信じないことである。

今日はエイプリルフール。
どうか幸せな嘘をついてください。



4月1日の言葉/ジョージ・ゴードン・バイロン

ある噂話を目の前にすると、
人はまず、真実なのか、嘘なのかを確かめようとする。

シロか、クロか。
どちらかに振り分けないと気が済まなくなる。
でも、案外、その差は小さなものなのかもしれない。

イギリスの詩人バイロンは、
こんな言葉を残している。

  嘘とは何か。それは変装した真実にすぎない。

今日はエイプリルフール。
どうか優しい嘘をついてください。



4月1日の言葉/バーナード・ショー

この社会の多くは、信頼関係で成り立っている。

ところが、その頑丈に築かれた城壁は
あるきっかけで、見るも無惨に崩れ去ってしまう。
そして救いようのない後遺症を残す。

アイルランドの作家、バーナード・ショーは、
こう語る。

  嘘つきの受ける罰は、
  人が信じてくれないというだけのことではなく、
  ほかの誰も信じられなくなる、ということである。

今日はエイプリルフール。
どうか罪のない嘘をついてください。



4月1日の言葉/芥川龍之介

真実は、正直だが、重たい。
そしてときに残酷だ。
だから人は、過酷な真実に遭遇すると、
オブラートに包むことを考える。

小説家、芥川龍之介は、
こんな言葉を残した。

  わたしは不幸にも知っている。
  ときには、嘘によるほかは語られぬ真実もあることを。

今日はエイプリルフール。
どうか幸せな嘘をついてください。

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