蛭田瑞穂 13年3月23日放送


黒澤明と七人の侍⑤

映画「七人の侍」。
美術助手を務めた村木与四郎は黒澤明から
当時の家の生活感を完全に表現することを命じられた。

村木たち大道具係は古い家屋の資料を集め、
研究を重ねた結果、
「焼き板」という加工法を考案した。

板の表面を焼き、炭を鉄のブラシでこすって落とす。
そこに泥絵具を塗り、ワックスを書けたのちに
さらにタワシで磨く。こうして戦国時代の家そのままの、
古びた色合いと質感が生まれた。

ないものはつくるしかない。
そんな創造の魂が、黒澤映画の細部にまで宿っている。


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