松岡康 13年6月16日放送



植物学の父

日本の植物学の父・牧野富太郎。
彼はまた、多くの子をもつ
大家族の父でもあった。

妻寿衛子(すえこ)との間に
もうけた子供はなんと13人。
研究に没頭する富太郎を
経済的に支えながら子供を育てるため、
寿衛子は料亭をはじめる。
店は大繁盛。
寿衛子は、研究室と書斎を備えた家を建て、
子供たちを立派に育て上げた。

寿衛子が亡くなった年、
富太郎は感謝の意をこめ、
発見した新種の笹にスエコザサと名付ける。

牧野富太郎が植物学の父なら
寿衛子はその業績を支えた母だといえる。

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