2014 年 3 月 15 日 のアーカイブ

小林慎一 14年3月15日放送

140315-01 peterjr1961
キック vs ボクシング

1995年にK-1グランプリを2連覇した
元キックボクサー、ピーター・アーツはこういった。

「このルールならマイク・タイソンにも勝てる」と。

キックとボクシングのチャンピオンが戦ったらどちらが勝つか。
世界中の格闘ファンが、いろいろな場所で議論したことだろう。

しかし、アーツが言うように、ポイントはルールの設定だ。
ボクサーがK-1ルールで戦う場合、
踏み込んだ脚へのローキック対策が必要になる。
また、首をつかまれ、膝蹴りを入れられる首相撲の対策も必要だ。
ローキックをブロックする練習、首をつかまれない練習、
つかまれたらそれを解く練習、
それらをボクシングの練習時間を減らしてやらなければならない。

ボクシングヘビー級チャンピオンの
フロイド・メイウェザーの年収は、約90億円。
そんな努力を彼がするとは思えない。


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小林慎一 14年3月15日放送

140315-02
柔道

もしも、路上でケンカをすることになった時
相手が柔道家だったら
すぐにあやまるか、逃げ出すのが得策である。

柔道家は路上では危険な相手だ。
路上では、投げられたその先は畳ではなく、アスファルトだからだ。
また、路上では、当たり前だがみな服を着ている。
柔道家なら、服をつかみ、簡単に投げることができる。
服を利用した絞め技も脅威だ。
吉田秀彦は、ホイス・グレーシーとの戦いで、
袖車締(そでくるまじめ)めによって、ホイスを落とした。
そして、ホイス・グレーシーは、
吉田秀彦とのリベンジマッチに、上半身裸で望んだ。
判定は引き分けではあったが、その試合内容はホイスが圧倒していた。

もしも、路上で柔道家とケンカをすることになったら。
あやまるか、逃げるか、それとも、ホイスのように、
すぐ裸になるのが得策である。

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小林慎一 14年3月15日放送

140315-03
塩田剛三

身長154cm、体重46kg。
合気道家塩田剛三の演舞を見た事があるだろうか。

その小柄な体格ながら、ほぼ姿勢を崩すことなく、
手首の返しだけで、 何人もの大人を投げたり、押さえつける。
座ったままの塩田を押してもびくともせず、
そのまま投げ飛ばされる。

ケネディ大統領がその演舞を見学してあまりの凄さに、
やらせではないかと疑い、
「私のボディガードは心身ともに鍛え上げた人間だから、ぜひ相手をして欲しい」
と頼み、戦わせた話しは有名である。
ケネディのボディガードは、座ったままの塩田に手首をとられ、
簡単に制圧されてしまった。

塩田の拓殖大学の後輩で史上最強の柔道家と言われる木村政彦は
腕相撲では負けたことがないと豪語していた。
しかし、体重46kgの塩田は、
木村と腕相撲を3回行い、そのうち2回勝っている。


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小林慎一 14年3月15日放送

140315-04
空手

伝説の格闘家は、現代に生きていたらどのくらい強いのか。
格闘技ファンの好きな議題である。

例えば、極真空手の創始者、大山倍達の場合。
もし、全盛期の大山倍達が、現代にタイムスリップし、
総合格闘技に参戦したとしたら、もちろん勝つ事はできないだろう。
理由は明白だ。
総合格闘技ルールを想定した、トレーニングをしていないからだ。
では、大山倍達が総合格闘技のトレーニングをしていたら勝てるのかどうか、
という仮定は、想像の余地があまりにも多く意味がない。

では、ノールール、つまり、ケンカをしたらどうだろうか。
全盛期のロシアの王者ヒョードルや、
クロアチアのミルコ・クロコップが相手であれば、
体格も違うし、技術の洗練度も違うため、
勝つことは難しい、と結論づけることは簡単だ。

しかし、極真空手ルールをつくる前、大山倍達が得意としていたのは、
変幻自在の目つぶし攻撃と、
どんな角度からも打ち込むことができる急所蹴りだったという。
時代は変わり、格闘技のルールと技術は洗練され、
そして、実践を極めようとする格闘家は少なくなった。


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