2014 年 3 月 16 日 のアーカイブ

三島邦彦 14年3月16日放送

140316-01
夢みるおとなたち アントニオ・ガウディ

1926年6月7日、
バルセロナで一人の老人が路面電車にはねられその生涯を閉じた。
身元は、行方不明の捜索を願い出てきた
弟子たちによって判明した。

老人の名前はアントニオ・ガウディ。
未完の大聖堂サグラダ・ファミリアの設計者である天才建築家だった。

31歳で大聖堂の設計を任されてから
74歳で天に召されるまで。
ガウディはその人生のすべてを
サグラダ・ファミリアの設計にささげてきた。

教会の設計をするには
キリスト教への強い信仰が必要だと言って、
厳しい断食を自らに課すなど、
その姿勢は鬼気迫るものがあったという。

ガウディがサグラダ・ファミリアですごした死の前日。
仕事を終えたガウディは、弟子たちにこう声を掛けた。

 明日はもっといいものを作ろうじゃないか。

ガウディから明日を託された者たちによって、
その見果てぬ夢は、少しずつ完成へと近づいている。


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三島邦彦 14年3月16日放送

140316-02
夢みるおとなたち トーマス・エジソン

発明王、トーマス・エジソン。
彼が67歳の時、
研究所が大きな火事になった。
燃えさかる研究所を
家族と一緒に見つめながら、
大発明家は平然とこう言ったという。

 自分はまだ67歳でしかない。明日から早速、ゼロからやり直す覚悟だ。

新しい発明にいつも大きな夢を見ていたエジソン。
その後も17年に渡り、斬新なアイデアを生み出し続けた。



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三島邦彦 14年3月16日放送

140316-03 ilovetypography.com
夢みるおとなたち 草間彌生

美術家にとって夢とは何か。
水玉模様をモチーフにした作品で知られるアーティスト、
草間彌生はこう語る。

 歴史的な仕事をしていきたいです。
 後世、100人見て、たったひとりの人がこれは素晴らしいと
 いってくれるような作品を残していきたいですね。その他は目じゃないです。



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中村直史 14年3月16日放送

140316-04 S/L
夢みるおとなたち レスリー・キー

どうして日本に来たのか。
その質問に、
シンガポール出身の写真家レスリー・キーは答えた。

 日本に来てカメラマンになったら、
 大好きなユーミンに会えると思ったんだ!


工場で働いて、日本へ行くお金を貯めた。
学校に入るため、日本語を猛勉強した。
プロになって、写真をとりまくった。

シンガポールを離れて7年。
2001年の5月13日、
その日はやってきた。

自身初の写真集のため、ユーミンを撮影した。
コンセプトは
“Dream of the Lovers”だった。


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中村直史 14年3月16日放送

140316-05
夢みるおとなたち アルフレッド・ヴェーゲナー

時は20世紀初頭。
男は、世界地図を広げ、考えた。
南アメリカの東の海岸線と
アフリカの西の海岸線が似ているのは、なぜだ。

それまでも、この疑問に答えを出そうとした科学者はいた。

けれど、気象学者アルフレッド・ヴェーゲナーの結論は、
ひときわ夢想じみたものだった。

「かつて、地球上のすべての大陸は、ひとつの巨大大陸だった」

異端の学説として退けられた、
ヴェーゲナーの大陸移動説。
それが、地球物理の定説となった時、
ヴェーゲナーはもうこの世にいなかった。


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三國菜恵 14年3月16日放送

140316-06 keatl  
夢みるおとなたち 手塚治虫

小説家になりたかった。
野球選手になりたかった。
けれど、普通の大人になっていた。

そんなみなさまへ、
漫画家・手塚治虫のこんな言葉を。

夢は2つ以上持ってください

じつは医者になりたかった手塚治虫。
漫画家のかたわら、医師免許獲得のために勉強をつづけていた。

なぜなら夢が1つしかないと
その夢がやぶれたときに挫折してしまうから。

かなった夢と、かなわなかった夢。
2つを交互に磨くことが
自分をかなえるエネルギーになるようです。


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三國菜恵 14年3月16日放送

140316-07 Tom.Bricker
夢みるおとなたち ウォルト・ディズニー

夢の国に行ってきます

大人までもがこう口にする。
千葉県・浦安市 東京ディズニーランド。
この地に魔法をかけた張本人、ウォルト・ディズニーは
人間についてこんなまなざしを持っていた。

笑い声は時代を超え、想像力は年を取らない。そして、夢は永遠のものだ。


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三國菜恵 14年3月16日放送

140316-08 Atom Malchick
夢みるおとなたち 中村有志

舞台俳優や、大食い番組のレポーターなど、
幅広い活躍をしている俳優・中村有志(なかむらゆうじ)。

北九州出身の彼は、高校3年のとき上京する決意を固めた。
そして、2つのことを準備する。

ひとつは、ひもじさに慣れること。
東京での貧乏生活はさぞ厳しいだろうから、一年間、大好物の白米を断った。

そしてもうひとつ、圧倒的な暴力に備える準備をした。
新聞やテレビで見る東京には、血の気の多い若者がウヨウヨしていたから、
トレーニングを重ねて、拳を磨いた。

準備は万端。東京へ。
バイトはいくらでもあった。
280円で満腹になれる定食屋も見つけてしまった。

ストリップ劇場の裏で輩にからまれたとき、
「拳を試す時が来た」とばかりに相手を殴ったら
あっけなく病院送りにできてしまった。

「あれ?」中村は首をかしげる。

血湧き肉踊る東京は、どこに行った?
その為に準備したのに!

夢見た街で起こることが全部ドラマチックとは限らない。


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