三島邦彦 14年3月16日放送

140316-01

夢みるおとなたち アントニオ・ガウディ

1926年6月7日、
バルセロナで一人の老人が路面電車にはねられその生涯を閉じた。
身元は、行方不明の捜索を願い出てきた
弟子たちによって判明した。

老人の名前はアントニオ・ガウディ。
未完の大聖堂サグラダ・ファミリアの設計者である天才建築家だった。

31歳で大聖堂の設計を任されてから
74歳で天に召されるまで。
ガウディはその人生のすべてを
サグラダ・ファミリアの設計にささげてきた。

教会の設計をするには
キリスト教への強い信仰が必要だと言って、
厳しい断食を自らに課すなど、
その姿勢は鬼気迫るものがあったという。

ガウディがサグラダ・ファミリアですごした死の前日。
仕事を終えたガウディは、弟子たちにこう声を掛けた。

 明日はもっといいものを作ろうじゃないか。

ガウディから明日を託された者たちによって、
その見果てぬ夢は、少しずつ完成へと近づいている。

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