大友美有紀 14年4月6日放送

140406-06
「長新太」ちへいせんのみえるところ

ナンセンスの絵本作家、長新太は、
だだっ広いところが好きだった。

彼の作品には地平線、水平線が多い。

紙がある。
刷毛でうすいクリーム色の下地をつくる。
そして、横に一本線を引く。
漫画のコマ割りの線を描く。
そして、コマに横線を一本引く。

絵本「ちへいせんのみえるところ」は、
全ページ、同じ位置に地平線が描かれている。
けれども全部の絵が別の絵だ。
ページをめくると、同じようで微妙に違う地平線。
そこに男の子が出てきたり、ゾウが出てきたり、船が出てきたり。

言葉は、「でました」だけ。

何が出てくるか、ページをめくるたびにドキドキする。
読む人のドキドキを思い浮かべて、
長新太はニヤニヤしていたかもしれない。


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