小林慎一 14年10月18日放送

141018-02
caseorganic
新しい世界・バイオニックアーム

ジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所の
マイケル・クロフリンは言う。
「このバイオニックアーム、我々はモジュール型義手と呼んでいますが、
 本物の手ができることを、ほとんど何でもやれます」
重さは、普通の腕とほぼ同じ約4kg。
26の独立した関節があり、100のセンサーと、17のモーター、
そして、コンピュータを備えている。
例えば、腕を失った人が、このバイオニックアームをつけたとする。
腕の切断面から、神経を伝わる電気信号を読み取り、
できあがった不規則なパターンをコンピューターが認識して
バイオニックアームを動かす。
つまり、普通に腕を動かそうとすれば、その通りに動くのだ。
しかも、流れるように、滑らかに。
「私がつくっているのは、腕や手をなくされた皆さんの可能性です」
マイケルは、さらにこう付け加えた。
「そして、そう遠くない日に、ピアノを弾けるようになるでしょう」

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