薄景子 14年11月30日放送

141130-08
美味のはなし 村上信夫と田中健一郎

帝国ホテルの総料理長、田中健一郎。
子どもの頃、帝国ホテルの元総料理長であった
村上信夫の料理番組を見てハンバーグをつくり、
家族がよろこぶ姿をみて、
料理は人を幸せにするものだと知った。

田中は高校卒業後、迷わず帝国ホテルに入社。
40代にして、30人抜きで、総料理長村上の後継者となり
反発や逆境を乗り越えながら、
400人の部下ひとりひとりに声をかけて引っ張った。

あるとき田中は村上からこう質問される。
「一番美味しかった料理は何か」
答えに戸惑う田中に、村上はこう言ったという。

「一番美味しい料理は、お母さんの料理だよ。
 本当に美味しいものを食べさせてあげようという愛情がこもっているから。」


料理は人を幸せにするもの。
田中が幼いころに目覚めたその歓びは、
今もひと皿ひと皿に大切にこめられている。


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