大友美有紀 14年12月20日放送

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「ティファニー」ルイス・C・ティファニーのギフト

19世紀末アメリカの家庭で一大ブームとなったランプがあった。
シェード部分にステンドグラスの技法を用いた
ティファニー・ランプ。
チャールズ・ティファニーの息子、
ルイス・コンフォート・ティファニーが世に送り出した。

ルイスは、若い頃、画家を目指してヨーロッパへ留学。
その後、ガラス工芸に出会い、
アメリカに戻って工房を立ち上げる。
数多くのステンドグラス作品を手がけ、
玉虫色に輝くファブリルガラスを発明した。
ルイスのデザインには植物や昆虫、風景など、
自然をモチーフにしたものが多くある。
彼は、アメリカのアール・ヌーヴォーの第1人者となった。

その頃、アメリカの家庭には、美しい装飾品はなかった。
ルイスは1点ものの芸術作品を創ることよりも
ガラス製品の事業化に熱意を傾けていく。
花瓶やランプなどの実用品を、手が届く値段で販売したのだ。
 
 私はアメリカの家庭を美的に啓蒙したかった

ただの事業ではなく、美の理想の実現を追求する。
それはルイスからアメリカへのギフトだったのだろう。

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