「ジューンブライド」桂由美
今日、6月7日はプロポーズの日。
ジューンブライドとは、
ローマ神話の結婚の守り神、ジュノーが守護する6月に
プロポーズすれば幸せな結婚生活を送れるという故事に由来する。
日本ブライダル協会の会長であり、
日本のブライダルファッション界の草分け的存在、
桂由美が、6月の第一日曜日を「プロポーズの日」と制定した。
なかなかプロポーズに踏み切れないカップルの
“きっかけの日”となってほしい。
この日にプロポーズをサポートするイベントが
各地で行われることを期待した。
プロポーズは、6月に。
2015 年 6 月 7 日 のアーカイブ
大友美有紀 15年6月7日放送
大友美有紀 15年6月7日放送
Ruskin
「舞台上のプロポーズ」英国ロイヤル・バレエ団
今日はプロポーズの日。
2008年、フィギュアスケート全米選手権で、
井上怜奈とジョン・ボールドウィンの氷上のプロポーズが話題になった。
その2年前の2006年、英国ロイヤル・バレエ団では、
舞台上のプロポーズがあったことを知っていますか。
ティアゴ・ソアレスとマリアネラ・ヌニェス。
二人が主演した『眠れる森の美女』のカーテン・コールの後、
ティアゴが舞台上でマリアネラにプロポーズした。
マリアネラは1999年、19歳でロイヤル・バレエ団に入団。
ティアゴは、2002年21歳で入団。
初めて二人が出会って、マリアネラがティアゴをお茶に誘ったのは、
彼が入団して3日目のことだった。
二人が付き合いだしたのはその1年後。
舞台上のパートナーが、人生のパートナーになったのは、
その3年後だった。
プロポーズは、サプライズを作る。
大友美有紀 15年6月7日放送
「映画のプロポーズ」
6月7日はプロポーズの日。
映画のプロポーズシーンで有名なものがいくつかある。
1998年のアメリカ映画「ユー・ガット・メール」。
出演はメグ・ライアンとトム・ハンクス。
舞台はニューヨーク。インターネットで知り合った二人は、
現実の世界では商売上のライバル。
そのことを知らずに、メールのやり取りを重ねるうちに徐々に惹かれあっていく。
やがて二人は、お互いが、自分の求めている本当の相手だと気づく。
コーヒーか、お酒か、食事か、映画でもどう?
僕たちが生きている限りずっと
日本映画「ALLWAYS 三丁目の夕日」。
売れない小説家の茶川は、飲み屋の女将のヒロミに指輪の箱を差し出す。
けれど、中身は空っぽ。
金がなくて箱しか買えなかった。
中身はおれの原稿が高く売れたら……
そんな彼にヒロミが手を差して、
「つけて。その、いつか買ってくれる指輪つけてよ」と言う。
茶川は見えない指輪をつけ、ヒロミはその指輪を嬉しそうに見つめた。
プロポーズは、ドラマを生む。
大友美有紀 15年6月7日放送
cogdogblog
「結婚しようよ」吉田拓郎
今日はプロポーズの日。
フォークシンガー吉田拓郎が
1971年リリースした「結婚しようよ」。
僕の髪が 肩までのびて
君と同じに なったら
約束通り 街の教会で
結婚しようよ
長髪にジーンズ、ギターを抱えて歌うスタイルは、
日本中に広まり、それまで男性が多かったコンサート会場に
若い女性たちが足を運ぶようになった。
プロポーズは、流行を作る。
大友美有紀 15年6月7日放送
「それから」夏目漱石
今日は、プロポーズの日。
夏目漱石の「それから」には、
主人公が友人の妻に想いを告げる場面がある。
僕の存在には貴方が必要だ。
どうしても必要だ。
僕はそれだけのことを貴方に話したいために
わざわざ貴方を呼んだのです。
実生活の夏目漱石は、恋愛を感じさせない「堅物」である。
お見合いで出会った貴族院書記官の長女と、
親族の勧めもあって結婚した。
女性に宛てたラブレターも残っていない。
ただ、ある女性の死に際して詠んだ句がある。
漱石が密かに恋をし、結ばれることのなかった女性だ。
11月13日(日)新聞で楠緒子さんの死を知る。
9日大磯で死んで、19日東京で葬式の由。驚く。
11月15日(火)晴。床の中で楠緒子さんの為に手向の句を作る。
棺には菊抛げ入れよ有らん程
有る程の菊抛げ入れよ棺の中
漱石は、報われなかった思いを作品に昇華させていた。
プロポーズは、傑作を作る。
大友美有紀 15年6月7日放送
「マリア・カラス」メネギーニ
今日はプロポーズの日。
世界の歌姫ディーバと賞賛されたマリア・カラス。
26歳の時、28歳年上のメネギーニと結婚する。
イタリア、ヴェローナの実業家だったメネギーニは、
彼女に一目惚れし、彼女を支えるために、
家業を捨て、彼女のマネージャーになっていた。
結婚式を挙げたのは、ヴェローナのフィリッピーニ教会。
それも本堂ではなく、祭具室。
カラスは故郷ギリシャと同じキリスト教の宗派で、
カソリックに改宗しなかったからだ。
献身的なメネギーニ。
彼女に気まぐれにも根気よく付き合っていた。
しかし、美しく情熱的なカラスには初老の夫は物足りなかった。
大富豪オナシスと恋におち、メネギーニとは離別する。
プロポーズは、時に悲劇を作る。
大友美有紀 15年6月7日放送
「果敢に」横尾忠則
美術家・横尾忠則。人生のモットーは「受け身のポジティブ」。
なんでも、とにかく言われたことは受け入れる。
受け入れた中で、積極的にわがままに思いっきりやる。
若い頃、入社した新聞社である女性と出会う。
その時ばかりは、受け身ではなく積極果敢にプロポーズした。
6月7日、今日は、プロポーズの日。
大友美有紀 15年6月7日放送
「なりゆき」忌野清志郎
今日は、プロポーズの日。
「愛しあってるかい」と呼びかけ続けた忌野清志郎は、
結婚のきっかけを「子どもができちゃって仕方なく籍を入れた」と言っていた。
だって別に籍入れなくていいんじゃないのって言ったんだけど
それだといろいろ、生まれたときに手続きが大変だから、
じゃあ婚姻届けを出そうかなんて。
彼、一流の「照れ」の表現。
付き合っていた頃、妻となる女性が出張に行ったのを
「男と金を持って逃げた」と思い込み
部屋をめちゃめちゃにした。
真剣で、愛情表現が下手だった。
プロポーズは、人生を変える。