山田英理人 15年8月9日放送

150809-05
後藤新平

1923年 関東を未曾有の大地震が襲った5日後、
帝都復興院総裁 後藤新平はこう宣言した。

 躊躇逡巡。
 この機会を逃すこと、国家永遠の悔を遺すに至るべし。


後藤にとって震災は
東京発展のチャンスだったのである。

 復興費に30億円を要せよ。
 幹線道路は、幅60m以上、中央に芝を。
 建物も広場も、建材はレンガを使うべし。


新聞紙面上に発表された国政の数々。

しかし、後藤は世間に大風呂敷と揶揄され、
結局復興は五億円にも満たない小さなものとなった。

あれからもうすぐ一世紀、

(ナビ)この先、集中工事のため渋滞です。

幅22mの環状線の真ん中で、
今日もカーナビが、
僕たちに国家永遠の後悔を、告げている。


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