渋谷三紀 16年5月21日放送

160521-02

あのひとの好物 田山花袋

小説家、田山花袋。
食に対しては、
味より匂いにこだわる性分。
熟しすぎて崩れそうな庭の柿を、
口髭をぬらしながら、
啜るようにして食べていたらしい。

匂いへの執着が、
花袋の代表作「蒲団」をうんだ。
主人公は小説家。
想いをよせる弟子の蒲団の匂いを嗅ぐという
フェティシズムを描いた小説だ。

自らの欲求を赤裸々に書いたことが評価され、
花袋は明治文学史に、その名を残した。

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