河田紗弥 18年8月12日放送

180812-05

おやつの時間 〜携帯食としてのクッキー〜

今では、おやつの定番として愛されるクッキー。

もともとは、旅行の携帯食として、重宝されていた。
なぜなら、高い栄養価を簡単にとることができ、
その割に長期間の保存ができ、持ち運びも楽だから。

船旅や海軍の航海において、
冷蔵庫などの設備が存在しない中で、
長期間、全員分の食料を保存するスペースを確保することは難しい。
そこで、手軽な携帯食であったクッキーが必需品だったのだ。

その証拠に、
1588年のスペイン海軍では、
水平や水夫の1日の手当は1ガロンのビールと
1ポンドのクッキーだった。

しかし、携帯食としてのクッキーの質感は硬く乾燥しており、無糖だった。
そんなクッキーが、お菓子として開発されはじめたのは
7世紀のペルシャと言われている。

ペルシャ帝国の料理家によって、
はちみつや果物を入れて、
甘くする工夫をしたことがはじまりだった。

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