2018 年 8 月 26 日 のアーカイブ

小野麻利江 18年8月26日放送

180826-01

宿題のはなし 溜めてしまった宿題に

8月最後の日曜日。

夏休みの宿題を溜めてしまい、
頭を抱えているお子さんが、
もしいたら。

江戸時代中期、山形は米沢藩の
財政を立て直した名君、
上杉鷹山(うえすぎようざん)公が
家臣に示した、
こんな言葉を贈りたい。

 なせば成る なさねば成らぬ 何事も

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小野麻利江 18年8月26日放送

180826-02

宿題のはなし 先延ばしの偉人

明日やろう。明日こそはやろう。
子どもの頃の「夏休みの宿題」に始まり、
人は、幾つになっても、
気が進まないことを先延ばしにしがち。

しかし、安心してください。
かの天才、レオナルド・ダ・ヴィンチも、
先延ばしすることが、多かった模様。

たとえば、7ヶ月で完成させる契約だった
「岩窟の聖母」という絵画が、
実際に完成したのは、なんと25年後。

好奇心旺盛でひとつのことに集中できず、
途中で投げ出した作品も多いそう。

あなたにも、もし、「先延ばしグセ」があるとしたら。
ひょっとするとそれ、
「天才のしるし」かもしれません。

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熊埜御堂由香 18年8月26日放送

180826-03

宿題のはなし 音読の効用

宿題をする子どもも大変だが、宿題を見る親も実は大変だ。
1年生の宿題の定番、「音読」。
子どもは文章を読む。親はそれを聴く。
この宿題、文字通り、お父さん、お母さんにとっても
もしかしたら耳が痛い宿題かもしれない。

姿勢良く読めたか?
声は大きかったか?
気持ちはこもっていたか?
親が採点をして学校に提出する。
全部マルで出すと、それはそれでちゃんと聴いていたのかと
先生に思われるかも・・・とたまにサンカクやバッテンも
織り交ぜながら、採点する。

繰り返し、繰り返し、なぜ毎日、
おんなじ文章を読み上げなければないならいのか?
諸説あって、声に出すと黙読では読み流していた
言葉に意識が向き理解が深まるだとか、
唾液が多く分泌されて、虫歯予防になり、成績もアップする
という説も。

ある先生は、こんな説を持っている。
「声を出す」ことを続けると、「自分の意見を言う」気持ちにつながる。
だから音読は毎日、コツコツやるんです。

なるほど、ルーティンだと思ってしまえばつまらない
音読も、いつか自分自身の言葉を持つための準備運動と
思うと、今日も一緒に頑張ろうとやる気も湧いてくる。

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薄景子 18年8月26日放送

180826-04

宿題のはなし 宿題の日

夏休みの終わりに
溜め込んだ宿題を必死で片づける。
そんな記憶は誰にでもあるだろう。

8月31日は「宿題の日」に制定されているという。
イギリスのあるチャリティー団体が
学ぶ喜びに気づいてもらうことを願って定めたもの。

世界には教育の機会に恵まれない子どもたちが
6千万人以上いるという。
学べることへの感謝に気づけば
夏の終わりの宿題も、きっといい思い出に変えられる。

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石橋涼子 18年8月26日放送

180826-05
kazutan3@YCC
宿題のはなし 自由研究のはじまり

夏休みの宿題の定番でもある、自由研究。
それは、大正デモクラシーと同時期に起こった
大正自由教育運動から生まれたという。
それまでの一方的な教育ではなく、
こどもが主体の学びを目指そうという
現代に於いても斬新な思想を持った教育運動だ。

その時代に、特に多くの新教育を実践したのが、
東京府立第五中学校の初代校長をつとめた伊藤長七だ。

当時では珍しい課外活動や実験を重視し、
学生の自由な発明工夫を集めて展示する
創作展も開催した。
それまでの権威主義的な教育や教師を嫌い、
学生の意見をつねに聞く姿勢を崩さなかった。
先生は偉い、教育は権威だ、という時代に
伊藤長七の学校には自由と活力が溢れていたという。

夏休みの最後に残りがちな自由研究。
肩の力を抜いて向き合ってみると、
自由なひらめきも沸いてくるかもしれません。

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石橋涼子 18年8月26日放送

180826-06

宿題のはなし 遊牧民の進み方

8月最後の日曜日。
夏休みの宿題とにらめっこをしている人も
多いかもしれない。

厳しい自然や天候と常に向き合いながら生きる
遊牧の国モンゴルにはこんなことわざがあるらしい。

 山が高いからといって戻ってはならない。
 進めば越えられる。

 仕事が多いからといってひるんではならない。
 行えば必ず終わる。

宿題だって、一問ずつ、1ページずつ。
ゆっくり進んで行けば必ず終わるもの。
焦りも、その後の解放感も、この夏の思い出です。

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茂木彩海 18年8月26日放送

180826-07
Okinawa Soba (Rob)
宿題のはなし 100年続く宿題の歴史

夏休みの宿題の歴史は意外に長く、
明治時代から、学力低下を避けるためにはじまったと言われている。

内容はというと、
絵日記を書いたり、植物の根の作用や構造について書いたり、
今とそこまで変わりないようだ。

100年以上も日本の子供たちが挑んできた夏の宿題。
いっそ夏の風物詩とみてしまえば、意外と楽しんで向き合えるのかもしれない。

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茂木彩海 18年8月26日放送

180826-08

宿題のはなし 大人の宿題

宿題は、なにも子供がやるものとは限らない。

サボりにサボった部屋の片づけ、
参考書を買っただけで何もしていない英会話、などなど。
大人にだって貯め込んだ宿題はたくさんあるはずだ。

そんなあなたの胸に、グサりと刺さる
社会学者チャールズ・クーリーの名言を。

 明日はなんとかなると思う馬鹿者。
 今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている。

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