河田紗弥 18年9月9日放送
Happy Wedding 〜ウェディングケーキ〜
1858年、ヴィクトリア女王の長女であるビクトリア王女が
プロイセンのフリードリヒ・ヴィルヘルム王子との結婚の際に、
「ロンドンのセント・ブライド教会にそびえる鐘楼をモデルにした
円柱型のウェディングケーキ」を委託した。
高さ約2.1mにもなる巨大でエレガントなケーキは
一流の菓子職人が4人がかりで7日間の日数をかけて制作されたと言われている。
3段構造になっていて、
上の2段はすべて砂糖細工によってつくられ、
食べられるのは一番下の段だけであった。
この大きくて、華麗なウェディングケーキに憧れ、
一般市民もこぞってこのタワー構造のケーキを真似したため、
瞬く間に広まっていった。
こうして、現在「伝統的なウェディングケーキ」といわれる
白い3段重ねのケーキはうまれたのであった。