猫バカなもんで、こんな動画をつくってしまいました。
胡留(うる)さんは私の猫です。
日曜日の午前中に撮った動画を
午後になって、音楽データ待ちの時間がちょっとありまして
データ来ないと為すすべもないもんですから
こんなのつくっていたわけですね。
待ち時間が2時間くらいあったんで
youtubeのアカウントもつくってしまいました。
このグーパーはフミフミと同じ、
仔猫がおっぱいを飲むときの仕草だと思います。
猫は眠くなるとよく布団をフミフミしていますが
胡留(うる)さんの場合は、
寝ころがるのでグーパーになるわけですね。
それにしても前足を広げたり閉じたり
ちゃんとグーパーになっていますよ(なかやま)
2014 年 5 月 18 日 のアーカイブ
胡留さんのグーパー (猫愚痴28)
薄景子 14年5月18日放送
学びの話1 ウィリアム・ウォード
アメリカの作家であり、牧師であり、教育者でもある
ウィリアム・ウォード。
彼がのこした言葉の中で
世界の教師たちの座右の銘となっている名言がある。
平凡な教師は言って聞かせる。
よい教師は説明する。
優秀な教師はやってみせる。
しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。
教えるということは、
決して「押しつける」ということではない。
教師という言葉を
「人間」におきかえると
だいじなことが見えてくる。
薄景子 14年5月18日放送
学びの話2 ホイットマン
問題の渦中にいるときは
なかなかそうは思えないのだが。
悩み苦しんだことは、時がくるとたいてい、
あの時があったから今があるのだと
自然と思えてくるから不思議である。
アメリカの詩人、ホイットマンは言う。
寒さにふるえた者ほど、太陽の暖かさを感じる。
人生の悩みをくぐった者ほど、生命の尊さを知る。
すべての経験は、
あたりまえの日々に感謝するための
学びの時間。
そして、その人生に必要な学びは、
一生を終えるその日まで、
果てしなく続く。
熊埜御堂由香 14年5月18日放送
学びの話3 高峰秀子
昭和を代表する女優、高峰秀子。
5歳で子役デビューして、あっというまに人気者になった。
それは彼女を、「学校」から遠ざけた。
小学校はもちろん、いわゆる義務教育を
満足に受けることができなかった。
彼女が26歳のときに発表したエッセイ集、「私の渡世日記」。
文章の巧みさに世が驚いた。
出版社に、ほんとうに本人が書いているのか?と
問い合わせが殺到したほどだった。
高峰は、子役時代から、自分の出演する映画の脚本を、
あたりまえのように読んできた。
さらに、キャリアを積み出演作を選ぶようになると、
より脚本を精緻に読み込むようになったという。
出演作は400作を超えた。
さらに結婚した映画監督、松山善三が病に倒れると、
脚本の口述筆記を一手に引き受けた。
右手の中指に、ペンだこが固まって
指がいびつに太くなっても、
夫の言葉をかきとめ続けた。
彼女は言う。
私の生きてきた道は常に文章と道づれでした。
女優として、妻として、
読んで、書いて、生きた。
厳しく、清らかな、学びの姿勢がそこには、ある。
熊埜御堂由香 14年5月18日放送
カノープス
学びの話4 谷川俊太郎
はなののののはな はなのななあに
なずななのはな なもないのばな
谷川俊太郎の「ことばあそびうた」という
詩集の一節だ。
子どもたちの口から口へと
伝わっていきそうな、素朴な楽しみに満ちた
ことばがならぶ。
学ぶとは、真似るを語源にするが、
そういう遊びと学びのあいだの行為から、
ひとはことばの扉を開けるのだろう。
小野麻利江 14年5月18日放送
学びの話5 B・B・キング
ブルース界の巨人、B・B・キング。
親戚が持ってきたギターに初めて触れたのは、彼が8歳の時。
以来ギターに夢中になり、
農場で働いた給料で手に入れた自分のギターを手に
ラジオから流れてくるジャズ、ブルース、
カントリー&ウェスタンといった音楽をコピーしはじめた。
ある日、街角でブルースをプレイしたところ、
投げ銭が増えたことから、ブルース・プレイヤーになることを決心。
ブルースへの傾倒を強めていった。
テネシー州メンフィスのラジオ局でDJとして名を馳せた後、
1949年にレコードデビュー。
以来、半世紀以上にわたり、文字通りブルース界の「キング」で
ありつづけている彼だが、
いろんな楽器を弾くことで、
ギター・フレージングに効果があるんだ。
と、ギター以外にも、ピアノ、ベース、ドラム、
ハーモニカ、ヴァイオリン、クラリネットなどを独学で習得している。
学ぶことの素晴らしいところは
誰にも取られることがないってことだ。
B・B・キングの成功は、数え切れない学びでできている。
小野麻利江 14年5月18日放送
学びの話6 DJおばあちゃん
「暇つぶしと、ぼけ防止に」。
そんな理由で習い事をはじめるシニアは、きっと少なくない。
でも、そう言って習い始めたのが「DJ」だとしたら・・・?
「DJ SUMIROCK(スミロック)」こと
岩室純子(すみこ)さん。78歳。
高田馬場の老舗餃子店で働いている。
知り合いが主宰するイベントで、クラブの楽しさに開眼。
DJスクールに通いはじめた。
先生のダメ出しを受けながらも、すでに東京やパリ、
ノルマンディのクラブで回したこともあるという。
夢は、ニューヨークのクラブデビュー。
そう語るDJ SUMIROCKを前にすると
「年寄りの冷や水」なんて諺のほうが、
時代遅れに見えてくる。
茂木彩海 14年5月18日放送
audreyjm529
学びの話7 オールド・ブラウン・シュー
学びへの意欲は
興味が持てないと
なかなか起きないものだが、
これが恋だったりすると、話は早い。
例えば
ビートルズ
『オールド・ブラウン・シュー』の一節。
君と一緒になれるんだったら
天気よりもすばやく君好みの男に変わってみせる。
想いがあれば、学ぶ力はずっと強まる。
茂木彩海 14年5月18日放送
学びの話8 ハックルベリー・フィンの冒険
長い教育の中で、
私たちの「学び」は、気づかぬうちに
「義務」に近づいてしまったのかもしれない。
知らない知識に出会ったら、学ばなくちゃ。
偉い人の話を聞いたら、学ばなくちゃ。
本を読んだら、学ばなくちゃ。
そんな習性を見抜くかのように
『ハックルベリー・フィンの冒険』の冒頭、
著者のマーク・トウェインはこんな警告を出している。
この物語に主題を見出そうとする者は起訴される。
教訓を見出そうとする者は追放される。
プロットを見出そうとする者は射殺される。
夢中で文字を追い掛け、想像し、没頭する。
そういう学びの方法もあると、
この本は教えている。