澁江俊一 14年11月16日放送

141116-05
カマスキー
裁判長が贈る歌

許して、受け入れる。
今日は国際寛容デー。

電車内で足が当たったと口論の末
4人の少年が一人の男性を暴行し死亡させた。
その裁判で実刑が下された後
裁判長はある歌を引き合いに出して、

この歌のせめて歌詞だけでも読めば、
なぜ君たちの反省の弁が
人の心を打たないか分かるだろう。

と、少年たちに語った。
その歌とはさだまさしの「償い」。

ただ一度の過ちで
配達中に交通事故を起こし、
許されるはずもないと思いながら
遺族に送金を続ける若者の歌である。

7年目、その若者のもとに
夫を失った妻から初めて手紙が届く。
その最後には、こう書かれている。

 どうかもうあなたご自身の人生を
 もとに戻してあげて欲しい。

償うことも、許すことも、
ほんとうに難しい。
だからこそそれができる人に
人は胸を打たれるのだ。

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