佐藤延夫 15年3月1日放送

150301-03

人体と会話した男たち ロベルト・コッホ

ドイツの片田舎に住んでいた医者が、
妻に買ってもらった顕微鏡で
炭疽病の研究に没頭する。
そして炭疽病の原因は微生物だと突き止め、
特定の微生物が特定の病気を引き起こすことを
はじめて証明してみせた。
彼の名は、ロベルト・コッホ。
ただ一種類の細菌だけ純粋に培養する方法を編み出し、
それはやがて結核菌やコレラ菌の発見にまで繋がっていく。

細菌学の権威となったコッホは、活躍の場を世界に広げる。
南アフリカで流行病の治療法を研究し
インドに赴きペスト菌の免疫を調査すると、
再びアフリカへ向かった。

晩年、コッホは妻とともに世界一周をする。
だが残念なことに、若かりしころ顕微鏡を買ってくれた妻ではなく、
のちに再婚した30歳も年下の女性だった。

永遠の愛というものは、学者でもなかなか発見できない。

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