佐藤延夫 15年6月6日放送

150606-04

音楽家の妻 マーラー

オーストリアの作曲家、グスタフ・マーラー。
42歳のとき、19も年下のアルマと結婚するが、
彼女はいわゆる魔性の女で、多くの芸術家を虜にしていた。
アルマは、少女のころから美貌と才能に恵まれ、
芸術的センスだけでなく、男性遍歴も華々しかった。
画家のグスタフ・クリムトと付き合いながら
作曲家のアレクサンダー・ツェムリンスキーとも関係を持ち、
マーラーとの結婚後も、
建築家のヴァルター・グロピウスに求婚されている。

ダロピウスの存在に苦しんだマーラーは翌年に死亡。
31歳の未亡人になったアルマは
画家のオスカー・ココシュカに恋をしつつ
結局、グロピウスと結婚したかと思ったら数年後に離婚し、
ひと回り年下の作家フランツ・ヴェルフェルと再々婚する。
あの偉大なマーラーも、彼女にしてみれば、男の中のひとり。

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