2016 年 12 月 のアーカイブ

小野麻利江 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの 横浜市営バスの運転手さん

昨年、横浜市を走るバスの車内で
赤ちゃんが突如ぐずりはじめた。

母親が懸命にあやしながら、
周りに頭を下げつづけていると、
こんな車内アナウンスが流れてきた。

 お母さん大丈夫ですよ、
 赤ちゃんですから気になさらないでください。
 きっと眠いか、お腹すいているか、
 おむつが気持ち悪いか、
 暑いかといったところでしょうか。


運転手のその声かけで、
車内の空気は一瞬にしてなごんだという。

一人の母親を孤立させないための、
ことばの贈りもの。
ニュースにも取り上げられ、
たくさんの人の心を温めた。


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石橋涼子 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの ヘンリー・ファン・ダイク

今日はクリスマス。
ここ日本でも、家族へ、恋人へ、友人へ、
様々な贈り物が行き交う日。

今もまだ、大切な人へのプレゼントで悩んでいる人には
アメリカの聖職者であり教育者でもあった
ヘンリー・ファン・ダイクの言葉を。

 最高のクリスマスプレゼントは
 一番お金をかけたものではなく、
 一番多くの愛がこもっているもの。


もしも、プレゼント選びでへとへとになってしまったら、
それも贈りものの一部だと考えてみませんか。
メリークリスマス。


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石橋涼子 16年12月25日放送

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ことばの贈りもの ギャリソン・キーラー

ことしは三連休だったクリスマス。
もちろん、まだクリスマス気分がやってこない
という人もいるでしょう。

アメリカの作家であり
ラジオ番組の人気司会者でもある
ギャリソン・キーラーはクリスマスについて
こう語っている。

 クリスマスの素晴らしいところは、
 強制なことです。
 雷のように、みんな一緒に乗り切ります。


まだ今日という日は十分残っている。
嵐のような勢いでクリスマスがくるかもしれません。
おたのしみに。


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三島邦彦 16年12月24日放送

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今夜はクリスマスイブ 桐島洋子

今夜はクリスマスイブ。
世界中でクリスマスパーティが開かれる。
パーティは苦手だけれど、
行かなくてはいけないという人へ。
昭和の文筆家で、
ウーマンリブの第一人者、
桐島洋子は、こう励ます。

 よい人付き合いに勝るごちそうが
 この世にあろうかと思う。
 もっと欲張って、人生を、人間を、出会いをむさぼろう。



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三島邦彦 16年12月24日放送

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今夜はクリスマスイブ ロバート・メイ

1938年、アメリカ、シカゴ。
通信販売会社の広告宣伝部で
コピーライターの仕事をしていた
ロバート・メイは、娘のバーバラからこう言われた。

どうしてうちのママは、みんなと違うの?

当時、ロバートの妻は重い病気にかかっており、
その治療費でロバート一家は貧しい生活を強いられていた。

「みんなと違う。」そのことに悩む娘のために
ロバートは一つの物語を書いた。

 真っ赤なお鼻のトナカイさんは

このフレーズから始まる物語は、
ロバートの従兄弟の手によって歌になり、
やがて世界に広まった。

赤鼻のトナカイは、
今も世界中で
みんなとの違いに悩む人を
笑顔に変えてくれている。


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三國菜恵 16年12月24日放送

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今夜はクリスマスイブ 岩田徹(いわたとおる)

北海道砂川市にある本屋「いわた書店」。
へんぴな場所にありながら、
いま日本でいちばん忙しい本屋と言われている。

店主の岩田徹さんのもとには、
毎月3000通ものメールが届く。
そのメールは「カルテ」と言われ、
どんな本を求めているか
どんな人生を送ってきたかを
事細かに記入する必要がある。

カルテをもとに、
岩田さんが1万円分の本を選ぶ。

そして、遠く離れたひとりひとりの元へ
処方箋のような本が届く。

岩田さんは毎日、サンタクロースのように忙しい。


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三國菜恵 16年12月24日放送

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今夜はクリスマスイブ こぐま社

『しろくまちゃんのほっとけーき』などで知られる
絵本の出版社、こぐま社。

子どもたちに、クリスマスの起源を
教えるためにつくられた
『クリスマスおめでとう』という絵本がある。

イエスキリストがうまれたその日、
羊たちも、天使たちも、空の星までもみんな、いそいそと現場に向かう。
こんな言葉を口にしながら。

 みんなが まっていた うれしいことって なんだろう

街に溢れるあたたかい祝福感が、
絵本をめくると伝わってくる。


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三島邦彦 16年12月24日放送

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今夜はクリスマスイブ オーギー・レン

クリスマスになると、見たい映画がある。
たとえば、ウェイン・ワン監督による、1995年作の作品「スモーク」。
原作の小説の名前を
「オーギー・レンのクリスマスストーリー」という。

この物語の登場人物たちは
どうしようもない嘘をつく。
つくしかなくて、つく嘘たち。

主人公のオーギー・レンもまた、
かつて、ある人を嘘でだました経験をとつとつと語る。
それを聞いていた常連客は、その嘘についてこう答える。

 本当にいいことをしたな。
 人を幸せにした。
 生きていることの価値だ。


さあ、今年のクリスマスは
世界中でどんな嘘がつかれるのだろう。


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奥村広乃 16年12月18日放送

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ジングルベルの噂1

もうすぐクリスマス。

この時期になると耳にする「ジングルベル」の歌。
元々はクリスマスソングではなかったという。

作詞作曲は、アメリカの牧師ジェームズ・ピアポント。
彼の教会でサンクスギビングのお祝いのために作ったのだとか。

元の歌詞には、クリスマスという言葉は無く、
ただただソリ遊びをする楽しさを歌っている。
女の子とそりを二人乗りして、ひっくり返ったり、
それを通りがかった紳士に笑われるシーンまである。

気持ちが華やぐメロディは、
時代も国境も季節さえも超えていくようだ。


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礒部建多 16年12月18日放送

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屋根の上で

キリストの生誕を祝うための祭日。
そんなクリスマスが、
今のように変化していった背景には、歌の影響がある。

ベンジャミン・ハンビーによってつくられた、
邦題”屋根の上で”は、
初めてサンタがクリスマスソングに登場した曲となった。

「サンタクロースは、
 たくさんのおもちゃを持って、
 煙突をおりてくる。」


サンタクロースのお茶目なキャラクターや、
楽しげな雰囲気は、この曲から広がっていった。

心踊るクリスマス。
それこそが、先人たちの想像力がつくりあげた、
最高のプレゼントなのかもしれない。


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