厚焼玉子 17年9月9日放送

170909-05

リゾン・ドゥ・コーヌ

フランスの麦わら象嵌細工は
その起源を17世紀にさかのぼる。

当時は木箱の蓋に色付けされた藁で模様を描いたもので、
藁とは思えない精巧な図柄も見られる。

いっとき廃れていたこの伝統工芸を復活させたのが
人間国宝リゾン・ドゥ・コーヌで、
彼女はアンティークを修復しているうちに
麦わら象嵌の技法を習得したのだという。

農薬を使わないライ麦の藁は
上品な光沢を帯び、
その美しさに魅せられた顧客からは
家具や小物、住居の壁の注文もあるらしい。

フランス人間国宝展、
9月12日から国立博物館で開催。

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