名雪祐平 13年5月26日放送



元禄バブル イヌノミクス1

江戸幕府5代将軍は
お犬様、徳川綱吉。

世はデフレ。

幕府財政は赤字つづきで
江戸城の蔵の金銀は底をついていた。

金がほしい。銀がほしい。
将軍は恒例の
日光東照宮への参拝にも行けずにいた。

綱吉は、勘定吟味役という役所の
荻原重秀に財政立て直しを命じた。

重秀は金銀改鋳という
画期的な政策を行った。

徳川家康の時代に作られた金貨・銀貨を回収し、
金銀の含有量を減らして
貨幣を増やしたのだ。

増やしたぶんが幕府の収入となり、
その額は500万両、5000億円という
うなるような利益となった。

まさに、濡れ手に粟(泡)。

江戸はデフレから脱却し、
元禄バブルによる、きらびやかな元禄文化が
華ひらく。

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