茂木彩海 14年11月30日放送

141130-05
美味のはなし 辻静雄

新聞記者からフランス料理家へ転身した男、辻静雄。

大学卒業後、読売新聞の記者をしていたが結婚を機に退社を決意。
妻の実家が経営する料理学校を手伝うため
鉛筆を包丁に持ち替えて料理の世界に入る。その年、25歳。

今まで洋食と言えば、カレーライスやオムライスだった男が
突然フランス料理の勉学に励むわけだが、
どうもレシピ通りにつくったところで美味しくならない。

辻は実際にフランスへ飛び、美味いと聞いた店には片端から出向いて
シェフと会話をする中で、その本質を学ぶことにした。
フィールドワークは、記者時代に染み付いていた。

帰国した辻が執筆した「フランス料理研究」は、その重量、11キロ。
気づけば、フランス料理の第一人者になっていた。

辻は言う。

 料理の世界だけは自習のきかない世界です。
 誰か相手がいて、その場でこれはどう思うと、と言ってもらわなければ
 全部成り立たない世界なんです。


食べる人の「美味しい」が、料理のおいしさをまた一歩、前進させる。


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