三島邦彦 13年5月18日放送


Ako
薔薇の季節 北原白秋

日本文学の歴史において、花と言えば、桜と梅。
その歴史の中で薔薇は、ほとんど描かれることはなかった。

明治時代。
文明開化の世の中で、
歌人、北原白秋はこんな歌を詠んだ。

 目を開けて つくづく見れば 薔薇の木に 薔薇が真紅に 咲いてけるかも 

歌人が薔薇の花に美しさを感じた時、
世の中に、文学に、
新しい風が確かに吹き始めていた。

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