川田琢磨 20年5月16日放送

想回家的貓
希望という色をした器

「天青色」と呼ばれる色を湛えた青磁器が、
900年前、中国河南省の汝窯(じょよう)で誕生した。

雨上がりの空の色を、
小さな器に閉じ込めるため、
高価な宝石であるメノウをすりつぶし、
釉薬(ゆうやく)に用いたという。

1200度を超す高温の窯から生まれる、涼やかな青。
その色を焼き上げる技術は、
王朝の滅亡とともに、永遠に失われてしまった。

汝窯の青磁、
わずか90点ほどが現存するのみである。


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