中村直史 17年1月14日放送

170114-01 sympathy
ひとりとひとり 宮本常一と渋沢敬三

旅する巨人と言われた民俗学者、宮本常一(みやもと つねいち)。
彼を偉大な民俗学者にしたのは、
才能と努力だけではなかった。

「パトロン」がいた。

渋沢敬三(しぶさわけいぞう)。
第16代日本銀行総裁。のちの大蔵大臣。
日本の辺境に残る文化をつぶさに記録した宮本を、導き、援助しつづけた。

渋沢は、日本の経済の中心にいながら、
つねに日本の「すみずみ」のことを考えていた。
その思いを、宮本常一に託したのかもしれない。
渋沢のこんな言葉が残っている。

 舞台で主役をつとめていると、多くのものを見落としてしまう。
 その見落とされたものの中にこそ大切なものがある。
 それを見つけてゆくことだ。
 人の喜びを自分が本当に喜べるようになることだ。



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